同志社大学商学部 高橋広行 研究室

お知らせ

日本マーケティング学会 オーラルセッション2023 / ベストオーラルペーパー賞を受賞

日本マーケティング学会(於:法政大学)にて報告した「購買履歴データと⼼理データを突合したモバイル・アプリ・エンゲージメントの包括モデル:⾷料品企業の顧客データを⽤いた実証研究」が,日本マーケティング学会 オーラルセッション2023 / ベストオーラルペーパー賞を受賞しました。
(理事会メンバーにより、ダブル・ブライド査読の上、投票にて審査)

お忙しい中、審査してくださった理事の先生方に心より感謝しています。

要約 :
本研究は,モバイル・アプリ・エンゲージメントに関する研究である。近年,エンゲージメントに関する研究は研究面でも実務面でも注目されている。本研究はモバイル・アプリ・エンゲージメントに影響する要因とロイヤルティを測定し,実際の購買行動データを突合した包括モデルによって,構造的な関係性を明らかにする。調査は,食料品企業のモバイル・アプリの会員に対して行った。分析の結果,モバイル・アプリのデザイン性(特に使い勝手の良さ)がエンゲージメントを高め,エンゲージメントが態度的ロイヤルティと行動的ロイヤルティに影響を与え,購買行動にも正の影響を与えていること,実際の購買行動に対して,態度的ロイヤルティよりも,モバイル・アプリ・エンゲージメントの方が強い影響を及ぼしていることが明らかになった。
キーワード : モバイル・アプリ エンゲージメント ロイヤルティ 購買行動