同志社大学商学部 高橋広行 研究室

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流通科学大学賞 個人・団体 W受賞

こちらより抜粋(一部修正)

表彰の対象となった拙著『カテゴリーの役割と構造-ブランドとライフスタイルをつなぐもの-』(関西学院出版会)ですが、 初めての著書ということもあり 、出版するべきかどうか、「お金を出して買っていただく価値があるのかどうか」と悩んでいました。
そのような中、流通科学研究会で発表する機会をいただき、そこで先輩の研究者である先生方からたくさんの有意義なコメントをいただけました。

また入稿前に偶然、研究室前を通りがかった石井淳蔵学長に、思い切って原稿の束をお渡ししコメントをお願いしたところ、非常に貴重なアドバイスをいろいろといただきました。特に感銘を受けたのは「本は8合目からが勝負です。ほぼできあがったところから,さらに高みに昇ることがあり得ます。それが本の主張のシャープさや奥深さにつながります」というメッセージでした。その言葉をかみしめつつ最終章を大幅に書き直したことが入賞につながったのだと確信しております。

ゼミ活動も基本的には研究と同じで、問題意識に対してどれだけ真剣にたくさんの意見や議論を重ねたのか、という検討した時間と成果は比例すると思います。そのため私のゼミは発表と議論・ディスカッションを通じて、学生同士が意見を重ねていく場にしています。このようなゼミ活動が神戸市主催の「神戸“にさんがろく”プロジェクト」企画提案において、「神戸牛三昧(ざんまい)弁当」の優秀賞につながったのだと思います。

これからも引き続き良い研究ができるように、そしてそれを教育面でも反映できるようにがんばりたいと思います。引き続き皆さまからのアドバイス・ご指導をいただけると幸いです。