グループワーク作業2つのアプローチと成果
2012.02.10
学生のグループワークにおいてこれまで2通りのアプローチを実施してきた。
ひとつは,最初からグループを分けて競争させる方法であり,これは長期の作業かつコンテスト形式の場合に実施した。ただ,グループを分けたことで私の目が届きにくかったこと,および,情報探索や検討においてダブりがあったりしたことから,やや効率が悪いことを実感した。
そこで,もうひとつのアプローチとして今回取り組んだのは,全体でまとめて,そこで大きな俯瞰図を作った後に個々のグループで取り組みたいテーマを検討していくというスタイルであった。
どのテーマを取り組むのかという点でやや議論があったものの,単純なアイデアレベルではなく,いくつかの解決策や問題点を組み合わせての提案が可能となり,提案の質の高さを実感した。そのステップの概要は以下の通り。
-
課題の確認(ホワイトボードを使って書き出してまとめる:再認識)
-
フィールドで書いたカードの分類(事実と自分の考えを区別)
-
カードのグループ化(この作業をいかにうまくまとめるか,がポイント)
-
つながりを考えていく
-
文章化 矛盾を検討
-
裏付けの資料やデータを集める
-
提案書にまとめる