同志社大学商学部 高橋広行 研究室

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グループワーク作業2つのアプローチと成果

学生のグループワークにおいてこれまで2通りのアプローチを実施してきた。

ひとつは,最初からグループを分けて競争させる方法であり,これは長期の作業かつコンテスト形式の場合に実施した。ただ,グループを分けたことで私の目が届きにくかったこと,および,情報探索や検討においてダブりがあったりしたことから,やや効率が悪いことを実感した。

そこで,もうひとつのアプローチとして今回取り組んだのは,全体でまとめて,そこで大きな俯瞰図を作った後に個々のグループで取り組みたいテーマを検討していくというスタイルであった。

どのテーマを取り組むのかという点でやや議論があったものの,単純なアイデアレベルではなく,いくつかの解決策や問題点を組み合わせての提案が可能となり,提案の質の高さを実感した。そのステップの概要は以下の通り。

  1. 課題の確認(ホワイトボードを使って書き出してまとめる:再認識)

  2. フィールドで書いたカードの分類(事実と自分の考えを区別)

  3. カードのグループ化(この作業をいかにうまくまとめるか,がポイント)

  4. つながりを考えていく

  5. 文章化 矛盾を検討

  6. 裏付けの資料やデータを集める

  7. 提案書にまとめる