このステキなパン達は，原田パン様（と髙橋ゼミ４回生）・サマーシュ様（と髙橋ゼミ２・３回生）とのコラボ企画で誕生した商品です。

こべっこパン２０１３にて各チーム，２商品を出品しました。ひとつは地産地消部門で神戸産の農水産を用いた部門，もうひとつは学生のアイデアを具現化して頂く部門でした。

来場者の方々の投票で決まるグランプリに地産地消部門で入賞（３位）したのが，原田パン様との「めっちゃ柿ちゃん！？（写真左）」です。これは度重なる試作をして頂きました。旬の柿を素材にするパンは世の中に少ないことから差別性のある商品になるという発想から生まれました。柿の形にこだわり，フタの大きさ，素材にもこだわりヘタの部分はクッキー，フタになっている部分はパイ生地でとても美味しく仕上がりました。実の部分を形作っているのは食パンで，その中に，ざく切りの柿を２０ｇ，ラム酒・オレンジキュラソーの香りづけをしたバタークリームとカスタードクリーム３０ｇで構成したこだわりの逸品です。

もうひとつの原田パン様とのコラボ商品は，「トマト鍋パン（左から２つめ奥）」です。ビーフシチューやクリームシチューのパンはあるが，トマト鍋はないよなあという発想から試作品を作って頂きました。持ち手の部分があるフタの容器に食パンを使い， トマト鍋の元はゼリー状に固め，鍋の具材となるウインナー，ブロッコリー，チーズが乗っています。暖めて食べるとより一層，美味しいです。

サマーシュ様との企画パンは，フランスの市場（マルシェ）をモチーフにした「神戸マルシェ」（写真中央）です。ホワイトソースが敷かれたナン生地の上に，黒コショウで味付けされた，たくさんの神戸野菜をゴロッと配置され，市場のにぎやかな様子を演出しています。Ca Marche（サマーシュ）のMarcheと市場を意味するMarche(マルシェ)もかけた，渾身の逸品でした。

最後が「ザクザク・メロスク」（写真右）です。チョコチップをあしらったメロンパンはありますが，これはラスクをパンの中に入れ込んで焼き上げています。ラスクのザクざくっとした食感を味わってもらうために，チョコラスクの大きさを何度も試作して頂いて完成した商品です。

いずれも，学生のアイデアとパン屋さんの技術がたくさん詰まった商品です。イベントだけに留まらず，定番化に向けて学生と一緒にチャレンジしたいと思います。