『「持たない時代」のマーケティング:サブスクとシェアリング・サービス』刊行!
2022.04.29
『「持たない時代」のマーケティング:サブスクとシェアリング・サービス』
同文舘出版,髙橋広行・CCCマーケティング総合研究所 編著 財津 涼子・大山翔平著,2022年。
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サブスクやシェアリング・サービスは、モノを持たずに消費する、新しい消費のあり方です。言い換えると、モノを所有することよりも体験や経験を重視する「コト消費」を大切にする消費のあり方であるともいえます。本書は、このサブスクやシェアリング・サービスを中心に、「持たない時代」の消費者理解、これらのサービスで成長している企業の事例を通じて、その提供価値を紐解きながら、新しい時代に対応したマーケティングのあり方を提唱していきます。
世の中にはすでにサブスクやシェアリング・サービスに関する書籍がいくつか存在します。しかし、どのような消費者に、どのような価値を提供しているられるのか、という「消費者視点」で検討したものが、あまりないのが現状です。ビジネスにおいてもアカデミックな研究においても、「持たない時代」に応じたこれらの新しいサービスが消費者にどのように寄り添っていくのかについてマーケティングの視点で、検討する意義は大いにありそうです。
サブスク、シェアリング・サービスに従事する方はもちろん、企業のマーケティングや新規事業部門ご担当者、研究者など、「持たない時代」を動かす多くのマーケターに、手にとっていただきたい一冊です。
【目次】
第1部 「持たない時代」の消費者理解
第1章 「持たない消費」とそれを取り巻く環境
第2章 「持たない消費」の市場規模と定義
第3章 サブスクの利用実態
第4章 シェアリング・サービスの利用実態
第5章 「持たない消費」に影響する価値観
第6章 特徴的な人々(ペルソナ)
第2部 企業の取り組み事例
第7章 体験価値の提供:Airbnb
第8章 「アクセスのしやすさ」という価値:careco
第9章 移動を快適にハッピーに:アイカサ
第10章 時間価値の提供:airCloset
第11章 よいものが、循環する社会へ:サブスクライフ
第12章 くらしの基盤を整える:無印良品
第3部 「持たない時代」のマーケティングに向けて
第13章 サブスク、シェアリング・サービスの提供価値
第14章 「持たない時代」のマーケティング