同志社大学商学部 高橋広行 研究室

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『神戸産給食』最優秀賞!

第2回 KOBE“にさんがろく”PROJECT の最終審査会が2013年12月4日に神戸市振興センターにて実施され,髙橋ゼミのGirls+2 が提案した『神戸産給食』が最優秀賞に輝きました。

このKOBE“にさんがろく”PROJECTとは,1次産業(農水産業)と2次産業(製造業)と 3次産業(小売業・サービス業)の掛け算である「6次産業」としての活動を意味しており,神戸市の農水産物を地方自治体と神戸の企業全体で盛り上げていく活動です。この活動の一環として,神戸市の学生から活性化策の企画提案を広く受け付けて,コンテスト形式で競うもので,2012年から始まったこの企画に昨年は4回生と2回生の学年を越えたチーム「Girls+」が参加し,『神戸牛三昧弁当』で優秀賞を頂いていました。その時の後輩が2年目となる今年,リーダーとなり,挑戦した審査会だっただけに嬉しさも一入(ひとしお)だったようです。

最優秀賞を頂いた『神戸産給食』の企画とは,月曜日から金曜日までの一週間の給食メニューを「神戸の豊富な海と山の幸をふんだんに使い,給食をよりおいしく楽しく食べてもらうイベント用(ハレの日)の提案」です。「こってり」と「あっさり」のメニュー構成で緩急をつけることで飽きさせないよう配慮しています。なお,この案の受容性はアンケート調査結果を用いながら裏付けし,メニュー構成は学生の新鮮なアイデアを尊重しながらも,一汁三菜や食育の基本となる「まごはやさしい」などの栄養バランスに加え,色,味,栄養のバランスを考えて提案するために,厚生労働大臣指定試験期間認定 専門調理食育推進委員の生駒雅司さんにご指導をいただきながらプロジェクトを進めてきました。

さらに,神戸産農水産物の良さを子供の頃から知ってもらうことで,食育につなげることを意図している。さらに,これらの取り組みの発信方法として,「Table for Two(テーブルフォーツー)」というNPO団体に加盟することを考えています。これは,神戸産の素敵な給食が食べられる一方で,恵まれない国々の子供たちがいること,それを救うために神戸の子供ができることを伝えていくものであり,給食費の20円分を恵まれない地域の子供の1食分に送る支援です。つまり,神戸産の農水産物を食育へとつなぎ,その活動を世界へと発信していくことを目指す提案です。

キャッチコピーは,「あなたが食べれば世界は変わる@TFT」

この給食の商品化・定番化を通じて,神戸の農水産物の活性化とともに神戸の子供の食育へつなぎ,その活動で世界を救っていきます(目指します)。